ここでは、中古マンションの主なメリットとして、価格、立地、住み心地の3つの側面から解説します。まず、価格のメリットについてです。中古マンションは、新築マンションに比べて、価格が安く、初期費用を抑えることができます。特に、都心部では、新築マンションの価格が高騰しているため、中古マンションは、予算を抑えて、マイホームを手に入れたいという人にとって、魅力的な選択肢となります。また、築年数によっては、さらに価格が安くなる場合もあります。次に、立地のメリットについてです。中古マンションは、すでに開発されたエリアに建っているため、駅近や、商業施設が近いなど、利便性の高い物件を見つけやすいというメリットがあります。また、周辺環境が、すでに形成されているため、周辺の治安や、生活環境を事前に確認することができます。そして、住み心地のメリットについてです。中古マンションは、モデルルームだけでなく、実際に購入する部屋を確認できるため、間取りや、日当たり、風通し、騒音などを確認することができます。また、実際に住んでいる人の意見を聞くことができる場合もあり、より安心して購入することができます。まず、旧耐震基準とは、1981年(昭和56年)5月31日以前に建築確認申請がされた建物に適用される耐震基準です。旧耐震基準では、震度5程度までの地震に耐えられることを基準としていましたが、震度6以上の大地震に対する規定は、明確に定められていません。一方、新耐震基準とは、1981年(昭和56年)6月1日以降に建築確認申請がされた建物に適用される耐震基準です。新耐震基準では、震度6強から7程度の大規模な地震にも耐えられることを基準としており、旧耐震基準に比べて、建物の耐震性が大幅に向上しています。次に、築年数による耐震性の判断基準についてです。一般的に、1981年以前に建てられたマンションは、旧耐震基準で建てられているため、耐震性が低い可能性があります。また、1981年以降に建てられたマンションでも、築年数が古いほど、建物の劣化が進み、耐震性が低下している可能性があるため注意が必要です。中古マンションを選ぶ際には、築年数だけでなく、建築確認申請日を確認し、新耐震基準で建てられているかを確認することが重要です。また、専門家(建築士や、住宅診断士)に依頼して、耐震診断を受けることも検討しましょう。