新築の床鳴りは、保証期間内であれば、必ず対応してもらえるとは限りません。今回は、保証期間内でも対応してもらえないケースについて解説します。まず、床鳴りの原因が、経年劣化や、使用方法によるものである場合は、保証の対象外となる場合があります。例えば、重い家具を移動させた際に、床に傷がついたり、歪んだりした場合や、過度に湿気が多い環境で使用した場合などは、保証の対象外となる可能性があります。また、施工業者によっては、床鳴りを「生活音」と捉え、保証対象外とするケースもあります。そのため、床鳴りが発生した際は、まず、施工業者に連絡し、原因を確認してもらいましょう。原因が保証対象となるかどうかは、施工業者の判断に委ねられます。もし、業者が保証対象外と判断した場合でも、諦めずに、住宅紛争審査会などの第三者機関に相談することも検討しましょう。床鳴りが発生した場合、すぐに施工業者に連絡するのが理想的ですが、応急処置として自分でできることもあります。今回は、自分でできる応急処置と注意点について解説します。まず、床鳴りの原因が、床の隙間である場合は、市販の隙間テープを貼ることで、音を軽減できる場合があります。隙間テープは、ホームセンターなどで手軽に購入できます。また、床の接合部分が緩んでいる場合は、木工用ボンドを注入することで、音を軽減できる場合があります。木工用ボンドは、細いノズルがついているものがおすすめです。ただし、これらの応急処置は、あくまで一時的な対策であり、根本的な解決にはなりません。また、自分で無理に修理しようとすると、かえって悪化させてしまう可能性もあります。応急処置を行った場合でも、必ず施工業者に連絡し、原因を調査してもらいましょう。