ここでは、共用部分の管理状況と、修繕積立金について解説します。まず、共用部分の管理状況についてです。共用部分とは、エントランスや、廊下、階段、エレベーター、屋上など、マンションの居住者全員が利用する部分のことです。共用部分が綺麗に保たれているかどうかは、マンション全体の管理体制を判断する上で、重要なポイントとなります。共用部分の清掃状況や、修繕状況を確認し、管理が行き届いているかを確認しましょう。次に、修繕積立金についてです。修繕積立金とは、マンションの共用部分の修繕費用を積み立てるお金のことです。修繕積立金の金額が十分でないと、将来的に、大規模な修繕が必要になった場合に、一時金が必要になる可能性があります。また、修繕積立金が、どのように使われているのか、会計報告書などで確認しましょう。修繕積立金の積立状況は、マンションの長期修繕計画とも関係があります。長期修繕計画は、マンションの維持管理を、長期的に計画したもので、計画的に修繕が行われているかを確認することで、将来的な修繕費用の予測を立てることができます。ここでは、中古マンション購入後の注意点として、リフォームとアフターフォローについて解説します。まず、リフォームについてです。中古マンションは、築年数が経過しているため、リフォームが必要になる場合があります。リフォームを行う際には、事前に、どのような箇所をリフォームしたいのかを明確にし、複数の業者から見積もりを取り、費用を比較検討しましょう。また、リフォームを行うことで、住宅ローン減税の対象となる場合があります。リフォームを行う際には、税制優遇措置についても確認しておきましょう。次に、アフターフォローについてです。中古マンションの売買契約には、瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)というものが付帯している場合があります。瑕疵担保責任とは、売主が、物件に欠陥があった場合に、買主に対して負う責任のことです。しかし、瑕疵担保責任の期間は、売主が、宅地建物取引業者である場合は2年、個人の場合は3ヶ月と短いため、購入前に、しっかりと確認しておきましょう。また、業者によっては、独自の保証制度や、アフターフォローサービスを提供している場合があります。これらの保証や、アフターフォローについても、契約前に確認し、購入後も、安心して生活できるように準備しておきましょう。