新築やリフォーム工事が完了し、いよいよ引き渡し。しかし、その前に必ず行うべき重要な手続きが「竣工確認」です。竣工確認とは、工事が設計図通りに完了しているか、不具合がないかなどを確認する作業です。この確認を怠ると、後々トラブルに発展する可能性があります。この記事では、竣工確認で後悔しないために、チェックすべき項目を詳細に解説します。新築・リフォームを控えている方は必見です。まず、竣工確認の基本的な流れを把握しましょう。竣工確認は、通常、施工業者と施主（または代理人）が立ち会いのもとで行われます。まず、施工業者から工事完了報告を受け、設計図と照らし合わせながら、工事内容が適切に実施されたかを確認します。次に、建物全体をくまなくチェックし、不具合がないか、傷や汚れはないかなどを確認します。最後に、確認結果を記録し、必要な場合は、施工業者に是正を依頼します。では、具体的にどのような点をチェックすれば良いのでしょうか？まず、建物の外観からチェックを始めましょう。外壁にひび割れや傷がないか、塗装が均一に施されているかなどを確認します。窓やドアの開閉がスムーズに行えるか、サッシに隙間がないかなども確認しましょう。次に、内装をチェックします。壁や天井にひび割れや傷がないか、クロスが綺麗に貼られているかなどを確認します。床の傾きがないか、フローリングに傷がないかなども確認しましょう。さらに、設備関係のチェックも重要です。給排水設備は、水漏れがないか、配管が適切に接続されているかなどを確認します。電気設備は、照明器具が正常に点灯するか、コンセントが正常に使用できるかなどを確認します。ガス設備は、ガス漏れがないか、ガス器具が正常に使用できるかなどを確認します。これらのチェック項目以外にも、細かい部分まで確認することが重要です。例えば、建具の開閉がスムーズに行えるか、鍵が正常に施錠できるか、収納スペースの寸法が設計図通りであるかなども確認しましょう。もし、不具合が見つかった場合は、必ず、施工業者に是正を依頼しましょう。竣工確認は、後々のトラブルを防ぐための重要なプロセスです。この記事を参考に、しっかりと確認を行い、安心して新しい生活をスタートさせましょう。